PAPAPOPOの部屋

読んで学んだ本の紹介や毎日作る簡単お弁当についての雑記ブログです

肩関節の痛み!実は四十肩、五十肩だけではない!腱板という筋が断裂しているかもしれません!

おはようございます。

PAPAPOPOです。

今日の内容は、「肩の痛み」です!

(40代以降の肩の痛みで多い症状の話しをしていきます)

 

整形外科では、コロナ禍による在宅ワークやマスク生活が増えたことが原因で、肩こり含め肩周囲に痛み、肩甲骨が動いていないことによる肩関節の痛みを訴える方は増えているように感じます。

  1. 肩の痛みが続いていて全然良くならない

  2. 夜寝ていても痛い

  3. 自分で手を挙げることができない

などなど「肩に痛み!」を感じる方は、ぜひ続きを読んでください。

肩の痛み

「肩が痛い」というとよく、四十肩ですか?五十肩ですか?

70歳の年配の方でも、四十肩って言うのですか?と。。。質問されます。

 

正確には、

肩関節周囲炎!

肩関節拘縮!

どちらかが中高年以降の原因不明の肩の痛みにつけられることが多い「病名」です。

「四十肩、五十肩」というのは、病名では無く、その年代で身体的変化が大きく、体が硬くなってくることで肩の痛みを強く感じることが多いためついた「俗称」となります。

 

その他にも、肩の痛みには様々な病名(肩関節腱板断裂、肩関節脱臼や関節唇損傷、スポーツ障害:投球障害肩などなど)があり、年齢や症状、レントゲン以外(超音波検査やMRI検査)の検査結果、スポーツの有無などで、医師の判断により症状に合わせた「病名が診断」されます。

 

しかし多くの整形外科では、「肩が痛い!」といって来院すると診察とレントゲンだけ行い、飲み薬、電気治療、湿布が1つのセットになっていることが多く、理学療法士と治療することやセルフケア(自宅での体操)など、運動指導をしてもらうことなどが少ないように感じます。筋肉は、自分でも運動しないとつけることが難しい!ため、自分に合った運動を習い反復されるのが望ましいと思います。

病院などで「手術!」と言われても、まずは理学療法のみで治ることも多いので、ぜひ専門的知識があるスタッフとともに、自分でも3ヵ月は施行してみてください!

 

厄介なのが、肩に痛みが続く場合、肩の中にある腱板というところに損傷があるかもしれないということです。

その続く痛み、「腱板という筋肉が傷んでいる」からかもしれません!

 

腱板とは?

肩関節の「いわゆるインナーマッスルになります。

肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋の4つを合わせて腱板といい、肩の骨に対して板状の腱状付着部を持つためとも言われます。一般的には、ゴムチューブを引く動作での運動や野球選手が肩関節のケアをしている時に腱板やインナーマッスルという記事を見る、聞くことが多いのではないでしょうか?

 

腱板断裂には、部分的な損傷と完全に断裂している場合の2パターンがあり、それぞれ大きさや損傷の部位の違いなどがあります。

部分断裂:関節包面断裂、滑液包面断裂、腱内断裂

完全断裂:小断裂(~1mm)、中断裂(1~3mm)、大断裂(3~5mm)、広範囲断裂(5mm~)

 

「腱板断裂の有無」は、レントゲンだけでは評価しにくいため、詳しく検査(超音波検査やMRI検査などが必要)をすることが大事になります。

健常な方でも、60歳代の2人に1人は傷んでいると考えても良いと言われるぐらい比較的断裂は多い所見の一つです。

つまり、痛みがあるなど「症状の有無」が問題となることが多いです。

 

症状で多いのが、「夜間、寝返りや寝るまでに痛みを感じる」、「生活動作の中で痛みを感じる」、「拭き掃除や掃除機など同じ動作を反復するような家事動作が辛い」などは多くの患者様に共通する所見になります。

 

また「上着を着替える動作が辛い」、「車の駐車チケットをとれない」、「テーブルの物を急激にとろうとすると強い痛みを感じる」、「肩を動かすと急激なうずくまるぐらいの強い痛みを感じることがある」、「力が入りにくい」なども痛みでよく聞く症状です。

 

すべての方が、手術など大きな問題になることは少なく、利き手ではない、ひっかかかるような症状(インピンジメント症候群といいます)がない、夜間痛がないなど症状改善に期待できることは多く、リハビリを行うことで軽快していくことも多々経験します。

 

安静にしている時の痛みや動かした際の痛みがあるのは、炎症がある時の四十肩や五十肩と同様の所見となりますが、腱板断裂の症状では、あらゆる方向に動かしても痛いということは少ないように感じます。

逆に、反対の手を添えて挙げるとあがるのに自分の力では痛みがあり挙がらない、バンザイする方向によっては、一定の方向のみは痛みを感じるなどの場合には、また長期的に肩関節の症状を感じていれば早めの検査が望ましいのかもしれません。

 

治療経過が長く、痛みが続いている場合などは、ぜひMRI、超音波検査、理学療法士との治療を希望してみてください。

 

治療法としては、第一選択は、手術せずに治すことになります。

理学療法、メディケーションコントロール(薬やシップ、痛みの強さに応じて注射)、症状軽快に乏しく、経過が長くなれば手術も選択肢になることがあります。

理学療法について

肩関節の動きを正常に戻していく治療が多く行われます。

特に、硬くなっていて反対の手を使って挙げても全くビクともしない!という場合には腱板が痛んでいることよりも「肩関節拘縮」といってか硬くなっていることが問題です。

 

運動により動きは必ず!良くなるので、根気よく、諦めず、必ず自分でも動くようになるための運動しましょう!

 

ただし拘縮は、強い痛みの原因にもなってくるので、自分である程度の範囲を動かすことができるようになるまでは、理学療法士とともに、主に治療されることをお勧めします!

 

肩甲骨や胸郭(肋骨を含む胸あたり)といって、肩関節を動かす土台、そのものが動いていない場合も多く、侵襲のない簡易的な検査をすることでわかることや評価することで自分ではわからない気づきが必ずあります。また体の硬さを改善するプログラムを実施(自宅での体操、セルフケア)してもらうことも多いのですが、やり方や方法は無限にあり、個々の症状に合わせて行った方が効率的に改善します。

 

ピラティスなどでよくやられている「キャット&ドック」などはお勧めです。

 

肩関節治療に強い、効果的な病院を調べたい場合

よくサイトなどで検索する場合、地域:何県か、肩関節痛、病院などのキーワードで検索されると思います。

最近では、いわゆるGoogleサイトでのコメントや☆の数を見てみるのも良いと思います。書いてあることが全てではないとは思っていますが、同じ痛みがあり通院された方の意見は参考になると思いますし、クリニック内で治療している我々にとっても患者さんからの直接的意見は参考、勉強になることが多いです。

厳しいご意見を頂くことも多いのですが、コメントを読みながら励みにし、少しでもより良い治療が提供できるよう努めたいとあらためて思う次第です。

 

肩の痛みが続く場合、今より良くなるように、自分に合った方法で治療して頂けることを切に願います。

 

最後まで、読んでいただきありがとうございました!

コメント、いいね!、シェアを頂けると明日からの励みになります!

また肩関節の症状に悩んでいる方からの直接的な相談も、ぜひお寄せください。

 

少しでも多くの方に読んで頂ける内容を目指し、皆様のお役に立てる情報を提供できればと思います。

明日から連休のため「遠方への旅」をします。

いっぱい写真をとって、また掲載できればと思います!

 

今日も一日頑張ろう!