PAPAPOPOの部屋

読んで学んだ本の紹介や毎日作る簡単お弁当についての雑記ブログです

「かがみの孤城」本の紹介! 2022年冬、劇場アニメ化、全国公開決定! 内容ネタバレあり!

こんばんわ。

PAPAPOPOです。

 

今回は、読んだ本(かがみの孤城:辻村 深月著,2017)を紹介したいのですが。。。

 

かがみの孤城

辻村 深月 ポプラ社 2017年05月09日頃
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こんな方にぜひ、読んでほしい!

  1. 学生生活のトラブルで学校に通えなくなっているお子さんを育てていらっしゃる父母(私も娘の不登校のことで悩んだときに、この本を手にし、私の気持ちよりも娘の気持ちに寄り添う大切さを学びました!)

  2. 小学生中高学年の子育てに困惑されている父母

  3. 学校生活に不安を持ち学校に通えなくなっている子供達

  4. 今の学生生活や世の中に生きづらさがあり、違う人生、世界に夢や希望をみたいという人

と、その前に!

2022.7.20(水曜日)に2022年上半期、167回 芥川賞直木賞受賞作品が決定されました!

 

芥川賞受賞は、食を通じて描く「人間模様」

高瀬 隼子さん

『おいしいごはんが食べられますように』

職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。ヨドバシ.comより

直木賞受賞
窪美澄さん
『夜に星を放つ』

かけがえのない人間関係を失って傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを真摯に問いかける短編集。ヨドバシ.comより

夜に星を放つ

窪 美澄 文藝春秋 2022年05月24日頃
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早速、売り切れが・・・・でているようです。

賞をとったあとは凄い売れいきですね!

読んだらまたぜひレビューします!

 

でもあえて、過去の本屋大賞!(2018年)受賞作品を今ここでは紹介していきたいと思います。本屋さんに努めているスタッフの方々が、ぜひ手にとって読んで欲しいと思う一冊を決める本屋大賞

 

「流浪の月」などの有名な作品も本屋大賞から映画化された作品です!

これも「切ない恋のストーリー」と作者の「独特の世界観」に引き込まれる作品でした!「流浪の月」は別で紹介、まとめを作りたいと思っています。

 

なぜ2018年の受賞作品を紹介したいのか?

理由は、

この冬(2022年)に劇場アニメ化が全国公開決定していること!

https://movies.shochiku.co.jp/kagaminokojo/

単純に読んで、多くの方にお勧めしたい!

漫画(コミカライズ版)やポプラ文庫本も発売されているため、比較的活字を読むのが苦手な子供でも、親の勧めなどでも楽しく読めること!

過去の本屋大賞の中でも、歴代作品の中でも「最高得点」が付いていること!

近年のファンタジーミステリーとしては最高傑作と言われています!

 

タイトル:『かがみの孤城

作者:辻村深月(つじむら・みづき)

1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業

2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー
『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞
『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞
他の著書に『凍りのくじら』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『ハケンアニメ!』など多数

 

あらすじ、以後、ネタバレあり注意!

(単純に少し内容を紹介して、ぜひ読んでほしいと願うので個人的な感想も含めてブログ紹介しています。ネタバレ等が不快になる方は大変すみません。)

 

主人公のここの部屋にあるが、ある日突然に光を放ち、その鏡を通って「鏡」の中へ行くことから物語がはじまります。

 

こころは、管理人のような”オオカミさま”(ドレスを着たオオカミのお面をつけた小学生の少女)と、こころを含め7人の中学生の男女と鏡の中の城で出会います。

 

今から三月三十日までに城の中のどこかある願いを叶える部屋「願いの部屋」とその部屋の鍵を探した者だけが、願いを叶えることができるという。

 

ただ願いを叶えた瞬間に、城での記憶はすべて無くなってしまう。

 

鍵を探したり、探さなかったり、少なくとも現実社会での生活に自信を無くし、不登校になっている7人が学生生活では得られなかった仲間と、もう一度、遊んだり、時間をともに過ごすことで信頼関係を作っていく、人間模様が描かれていきます。

 

学校があるはずの平日の昼間に、なぜかお城に集まってくる7人!

しかしなぜか、平日の昼間にみんながお城に集まってこれるのか聞けないままにストーリーは進んでいきます・・・

 

ただ、こころは、みんなが学校に行っていないのだと気づくのです!

自分と同じ、不登校の生徒なのだと。。。

 

平日の朝9時「開城」し、夕方5時には「閉場」する城!

 

それぞれの現実社会と鏡の中での7人に個々にある事情が明らかになっていくことで、また新たな「鍵をめぐる謎」がわかっていくことで、読んでいく、めくっていく手が止まらなくなりました。

 

学校と家以外の場所である城で、学校ではできなかった仲間とゲームやお話しをする関係から徐々にお互いを知ることで、個々の事情やこれまでの人生を知り、信頼関係を築く中で、「こころ」は癒され、人間関係を通じて成長していく「こころ」を描いています。

 

少年少女が異世界の建物の中で謎を追う設定は、辻村さんが高校生時代から書き始めていたインタビューで答えられているデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」と似ていますが、高校生が主人公であったデビュー作と異なり、中学生が主人公であることや問題解決していく様子などは全く異なる作品でした。

ただ取材インタビューでご本人(辻村さん)がおっしゃっているのですが、デビュー作を読んだ読者の方の多くが、デビュー作の答えを見た気がすると回答されていたと言われています。

 

物語は、オオカミさまがキーポイント!

詳しく書きすぎると面白くないのでほどほどにします!読んでほしいので。

 

本の終盤には、意外な急展開を迎えます!

しかし意外な中でも納得できることも多く、時系列がわからなくなり前のページを読み返したり・・・。

 

本当に個人的には楽しめました!

 

特に後半は凄く内容が読みやすかったですし感動的でした。

最後の設定には、読みながら少し涙も・・・。

 

もちろん大人が読んでも楽しめると思います。

 

ぜひ購入されて読まれる方は、ハードブック版の「本のカバー」を外してみてください!城の中の真っ赤な絨毯と不思議な鍵の世界に入ることができると思います!

 

登場人物とその性格、ストーリーの中での役割!

こころ / 安西 こころ 
物語の主人公。中学1年生。おとなしく内気な性格でこれといった取り柄がなく、自分に自信が持てないでいた。物語序盤はいじめにあったこともあり、物事をネガティブに考えてしまい、悩むことも多かったが、城のメンバーとの交流を経て徐々に変わっていく。4月、同じクラスの中心女子の真田美織を中心とするいじめに合い、唯一仲良くなれそうだった二軒隣に住む転校生・東条萌からも無視されるようになり不登校になった。部屋に閉じこもり、閉塞感と焦燥感を募らせていたところ、自室の姿見が光り、鏡の向こうの城に招かれるが、恐怖のあまり初日は逃げ出した。物語終盤でピンチに陥った仲間を助けるために奮闘し、6人のうちある一人のメンバーを説得する。好きな食べ物は三色そぼろ御飯と母が作る皮から手作りの餃子。両親が共働きのため、お米は毎日といでいる様子。とある事情で恋愛が苦手でウレシノが自分に好意を寄せていると知った時には内心引いていた。
アキ / 井上 晶子 
中学3年生。明るく、快活そうで、背が高い。気が強く、思ったことは遠慮なく口にするため、彼女の発言がもとで険悪ムードになることもある。また、突拍子もない行動に出た結果、メンバーが迷惑することもあるため、スバルは「問題児ってかんじだよぁ」と冗談交じりでつぶやいたこともある。しかし、メンバーのお姉さん的な存在で初対面のこころに真っ先に話しかけ、こころとフウカをお茶に誘い、紅茶とかわいいナプキンを用意するなど女子らしい気遣いもできる一面もある。髪を染めたスバルに他のメンバーがドン引きしている中、彼と「学校の先生に怒られない?」などと平然と会話していた。物語中盤、偶然学校の制服を着て城に現れ、このことがメンバーの共通点を知る重要な手がかりとなる。
スバル / 長久 昴 
中学3年生。背が高く、色白でそばかす顔の男の子。こころからはハリーポッターのロン似の男子と称されている。紳士的で優しいが、物語中盤で髪を茶髪にし、皆を驚かせる。とある事情で両親と離れ、兄と共に祖父母の家で暮らしている。自身の名前をとても気に入っている。マサムネと仲が良く、彼が持ち込んだゲームでよく一緒に遊んでいる。最初のころ、ずっと城に来ていなかったこころを温かく迎え入れた。「イケメン」の意味がわからず、マサムネがリオンのことを陰で「イケメン」と言っていたのを聞いて悪口なのかと彼に尋ねていた。
マサムネ / 政宗 青澄(あーす
中学2年生。生意気で理屈っぽい性格で口が悪いため、他人と衝突しやすい。根っからのゲームオタクで愛着心が人一倍強い。自身が持っているゲームの性能の良さをしょっちゅう自慢し、愛着心の強さ故にゲームに対する理解がなかったり基礎知識にとぼしかったりするメンバーにあきれ、時にはけんかになることもある。公立中学なんか行かなくていいという家の方針もあり、中学には行かずに学習塾に通っている。頭は良く、全国模試の順位はいいらしい。物語中盤、メンバーにある重要なお願いをする。
フウカ / 長谷川 風歌 
中学2年生。眼鏡をかけていて、声優のように声が高い。ピアノが上手で小さいころから習っていたが、コンクールで圏外になるなど伸び悩んでいた。
リオン / 水守 理音 
中学1年生。芸能人並みのイケメンで明るく気さくで一癖あるこころたち城のメンバーにも平等に話しかけたりできるため、メンバーであることを不思議に思われている。穏やかで仲間思いな性格だが、怒らせると怖い。ウレシノがメンバーに暴言を吐いた際には「そんな言い方ないだろ」と咎めるなど、言うべきことはしっかり言う。趣味と特技はサッカー。ハワイ留学しているが、本人は日本の公立中学へ行きたかったため、日本人である城のメンバーと過ごす時間を大切に思っている。6歳の時に姉の実生を亡くしている。学校の関係で城には夕方からやってくる。メンバーにクリスマスパーティーの提案をし、母親が作ったケーキを持参した。城で過ごす中であることに気付くが、他のメンバーには言わずに胸に秘めている。
ウレシノ / 嬉野 遥 
中学1年生。小太りの男の子。食べることが好きらしく、城に招かれて早々に食べ物はないかと気にしており、こころがリンゴを持ってきた際には大喜びしたりしている。恋愛気質で惚れっぽく、城に来て1週間ほどでアキに告白して振られた。その後、対象はこころに移り、しまいにはフウカになったため、女子陣には内心呆れられており、男子からもからかわれている。ずれた発言が多いため、からかわれたりバカにされたりすることが多く、本人は内心傷ついている。
オオカミさま 
狼の仮面をつけた少女。城の案内人。いつも人形が着るようなかわいいドレスを着ている。常に尊大な口調で話し、城に招かれて早々に逃げ出したこころや帰ろうとしたスバルに説教するなど、上から目線の態度であるため、こころは内心「ずいぶん横柄なお世話係だ」と思った。こころたちに城でのルールや過ごし方などの説明をする。メンバーとは常に一緒にいるわけではないが、呼べばすぐに現れ、呼んでもないのに突然現れることもある。意味深な発言でメンバーを翻弄している。ものは食べるらしく、クリスマスパーティーの際にリオンが持ってきたケーキを受け取り、「分けてもらえるなら持ち帰らせてもらおう」と言っていた。物語終盤で判明する彼女の正体は意外な人物であった。
かがみの孤城

辻村 深月 ポプラ社 2017年05月09日頃
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最後まで読んでいただきありがとうございました!

ぜひ、kindleなどで調べてみてください!本よりも安く購入!読める方法などもあるので調べてみてください!

 

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